三戦(さんちん)立ち

騎馬立ちができないので、内転筋に問題があることは以前よりうすうす感づいていた。そこで、今年の筋トレ強化計画に内転筋とついでに外転筋のトレーニングも盛り込んでみた。その結果、信じられないほどの筋肉痛に。とにかく内転筋は「おしっこをちびりそうなブルドッグ」のような歩き方しかできないほど強烈なもので、外転筋に至っては、筋肉痛どころか筋トレできない程の軟弱な筋肉しか持ち合わせていなかった。ショックも甚だしい。
ところで、電車の揺れに一番強いのは、「三戦立ち(さんちんだち)」という構えらしい。三戦立ちは剛柔流の基本形で、私が習うところの日本空手協会系ではあまり出てこない構えなのだが、そんなことはどうでもよく、要は三戦立ちも騎馬立ちと同じように、内股やお尻をとても締める必要がある厳しい立ち方だ。毎日電車通勤の際は「三戦立ちで揺れない訓練」をすることにした。可也きついトレーニングだ。片道16分ほどしか乗っていないが、着いた頃にはふらふらになる。