誰がために

ロイさんは「こちら天ざるになります」の「〜になります」が気になるようであるが(私も気になるが)、もっと気になるのが「〜してあげてください」あるいは「〜してあげます」という表現。

  • キーを押してあげます。
  • お腹の力を抜かないように動いてあげてください。
  • こちらのほう、使ってあげてください。

これらの例は、誰かのためにする行為を述べているわけではなく、人が自分のために行う行為を示している。「誰のためにキーをおしてあげるんじゃい!」「誰のためにお腹の力を抜いたらだめなんじゃい!」「なんじゃそりゃ、日本語で話せ〜!!」と言いたい。
上記の表現がおかしくないと思っている間抜けのために、まともな表現を以下に示す。こっちの方が簡潔でいいと思うのになぁ。何故、無意味に長くするのだろう。

  • キーを押してください。
  • お腹の力を抜かないように動いてください。
  • こちらを、お使いください。