狂言風オペラ フィガロの結婚
狂言風オペラというか、オペラ風狂言というか、表現に非常に苦しみます。こんなの初めて、というか、普通無いぞこんなの、というか、なんじゃこりゃ、というか、とにかく様々な意味でスゴいし素晴らしかったです。演じ手(狂言師も人形師も楽団も雅楽師も全部ひっくるめて)が非常に楽しんで、遊び心が盛り沢山なのも素晴らしい。
・ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリスデン(以後、ゾリスデンと表記します)の力量がすごい!(特にファゴットとオーボエ)
・ゾリスデンが演奏しながらねり歩いて登場したのはビックリ
・ゾリスデンが要所要所でお囃子を合唱していたのがビックリ
・狂言というより、狂言風の演劇って感じ
・八重奏と鼓のコラボが見事
・人形にビックリ。本物の人間より人間らしい。
・モーツァルトの演奏による人形の舞いにビックリ
・モーツァルトの演奏による千之丞の舞にビックリ
・中村寿慶さん、西洋かつらが超似合う
・あえて人形にする効果(これは演出の力なのか、見事な配役だった)
・最低限かつ最大限の舞台装置
・狂言メンバーの配役は正にハマリ役
・冴えてる風刺
・そして最後は駄洒落ですか…
ブラボーとしか言えません。こんなの観劇できて、カンゲキー