第4回 会津時空の路ヒルクライムレース

先頭集団から数十分遅れて、やっと最後のグループスタート。雨が降り始めた。最悪なスタートだ。しばらくはフラットな道が続くのだけれど*1、なんだかペダルが重い。気も重い。同じクラスの人たちは計測地点に入る前からどんどこ追い抜いてさっさと先に行ってしまった。
でも道端で、地元のおばあちゃんとか子供たちが雨の中で盛んに応援をしてくれるのが嬉しくて、ありがとう〜頑張りまーすと言いながら手を振りながら走ってたら、だんだんと調子に乗ってきた。
峠に入る前の最後のフラット地点では、くみさん達が「この先長いわよー」と気の遠くなるような声援(笑)をおくってくださり、ふんどしを締めなおす*2
とにかく調子付いた後は、雨も寒さも気にならず、坂も快調に登り始め、楽しくて楽しくてしょうがなかった。たまに雨がやんで明るくなったりするのも嬉しくなっちゃう。なんだか最近、本当に坂が楽しくてしょうがないなぁ。7%とか8%とかの看板がばしばし立っているのだけれど、体感的には5%くらいな感じだった。はじめさんによると、計画的に設計整備された良い道だから、美ヶ原の林道みたいに無理がないのではないかということだった。なるほどー。
計測開始地点通過後はゴールまで抜かれることはなかった。逆に何人も抜いたのだけど、その中で同じスタートのクラスの人は一人だけで、残りは他のクラスのバテてしまった人たちばかりだった。同クラスの出走者は7人で8位まで入賞だから完走さえすれば入賞は確実なのだけれど、あんまりひどいタイムでも恥ずかしいので、最後から2人目くらいだといいなと思っていた。だから一応目標はクリア。最後まで終始マイペースで楽しく走れたのでそれだけでも満足。私的には100点満点な余裕な走りだった。
どのくらい余裕かというと、これ以上早く走るのは無理だけど更に5km同じペースで走るのは可能、そんな感じ。
ゴール先の休憩所では、しんごろう餅などが振舞われていたらしい。でも、そんなに遅い走りをしたわけでもないのに、最後の出走グループだったので、着いたときにはそんなの跡形もなし。それって不公平ではないか。すっごく楽しみにしてたのに、つまんなーい。かわりに、じゅうねんアイスを貰った。スプーンがなくて食べにくかったけど、すごく美味しかった。ちょっと幸せ度が回復。
さて、問題は、下りだった。なにしろ出走前が寒かったので、しこたま上着をリュックに詰め込んで預けていたのだけど、それ全部を着込んでも寒いのなんのって。そもそも登りでアームウォーマーつけて長ズボンはいてても、ちっとも最後まで暑くならなかったもんな。しかも下り始めたら雨が激しくなって土砂降りだし、向い風だし、手がかじかんでブレーキが握れないし、鼻水垂らしながら泣きながら下山した。登りが楽しくて下りが辛いなんて、まったく不思議なレースだった。

*1:フラットに見えて実は微妙な登り。

*2:というか、パンツがお尻に食い込んで痛かったので、一度下車してしてもぞもぞ直した。