蒲生岳トレッキング

案内にはトレッキングとありましたが、私的には立派な登山でした。しかも精神的にハード。
入口付近のカタクリ公園なんかは感じ良い森林公園になっていて、猿が栗拾って食べてたりしてのどかなのですが、小蒲生登山口の初っ端からいきなりシングルトラックの急斜面が始まったので、やられたーと思いました。
今日の登山は蒲生岳の新道開きのイベントです。登る前に記念式典がありました。ますやさんのご主人や只見の森の案内人の鈴木さんが来賓として招待されていて、一緒に登りました。

勾配がきつめとはいっても息が上がるほどではなかったのですが、たくさんの落ち葉が霧で濡れていて、滑って怖かったです。
頂上間近
途中からしばらくは案内役の方々の解説などうかがいながらブナの二次原生林をのんびり歩けるのですが、尾根づたいは狭くて地面の下は抉れてるし、スリル満点。さらに頂上までの30mほどは崖を鎖を頼りによじ登るのですが、怖くて怖くて足が竦んで大変でした。しかしそれを乗り越えると頂上からの眺めは超絶景。最初は霧が全然晴れなくて幻想的だったのが、次第に晴れ渡って来て美しい箱庭のような只見の町一望と大パノラマの山々と青空がくっきりと視界360°立体に広がったのです。登れて良かった〜
山頂からの眺め
しかし下りも大変でした。下りは元々ある久保登山口のコースから降りるのですが、ロープ掴んで岩場をほとんど真下に進むような道満載。全部シングルトラック。踏ん張ってばかりで膝がくがく。怪我もなく無事に下山できたのは奇跡かと思いました。
そんな凄い蒲生岳でしたが、登山道的には大した難易度ではないそうで、3歳児を連れた素人夫婦なんかも無事に登頂下山してました。事故件数0件を誇る山なのだそうです。一歩間違うと落ちそうだけど。
所要時間は小蒲生登山口コースの登り(1.8km)を約2時間、久保口コースの下り(1.1km)を1時間弱(40分くらい?)。距離が短いので運動量は少ないけど、精神力は使い果たしてへろへろです。
蒲生の部落