タンデムレポート

タンデムは、普通の自転車にはない楽しさがある。何より、なかなかくじけることがないのが、とても長所だ。チェーンで繋がっているから、好き勝手なところで足を止められない。前でキャプテンが頑張っていると、自分も頑張らなくちゃと、気合が入る。
難しいのが、漕ぎを止めるときとか、ギアチェンジのとき。ものすごく気合を入れて漕いでいる時に、ギアを下げたりすると、突然ガキガキっとなりびっくりするし、腰に負担が掛かる。なので、ギア軽くしまーす、とか、ちょっと足止めてくださーい、とかちょっとしたことのやりとりが必要。
激坂では、やはり能力の差が厳しい。私は坂がきつくなると極端に回転が落ちてしまうのだが、それがおのさんの回転とズレてしまい、なかなか思うように登れない。おのさんに負担がどどっとかかってしまう。これはもう、頑張って特訓するしかない。今回はキャプテンのおのさんが許容範囲の広い人だったのでどうにかなったが、そこらの人では、なかなか対処が難しいだろう。
あとは、とにかく楽しい。いろんな人に「楽しそうですねー」と声を掛けられたが、「楽しいですよー」と答えるのみ。たまに、他の選手の下ネタおやじギャグで私ががっくりして脱力し、おのさんがビックリしたり。私のおやじギャグでおのさんが脱力して、突然ペダルが重くなって私がビックリしたり。